龍名館は明治の創業から四代にわたり、サービス業の典型である旅館飲食業に携わってきました。そしてお客様を通して世の中の動きを見つめてきました。

 ホテルレストラン業というのは、生身の人間、それも一人ひとり違うお客様に対して肌を接するようにしてサービスする職業です。ちょっとした失敗や手抜きがすぐ営業にひびくというシビアさがありますが、その反面、お客様との触れ合いを通して、人間性に深く関わる機会の多い価値あるビジネスであります。一言で言えば物より心に近い“ホスピタリティ”が大切なのです。このことを胸に、「私たちはおもてなしの心でお客様に寛ぎを提供し、日本の社会に根をはった商売を続けてゆきます」という経営理念のもと、全社員一丸となって皆様をお迎えいたします。

 龍名館は1899年の開業以来、歴史と伝統を持つ日本旅館の一つとして位置づけられ、長い歴史の中でその時々のお客様のニーズに答えるきめ細かいサービスを提供してまいりました。

 2009年に開業した「ホテル龍名館東京」では従来の伝統を受け継いだおもてなしはもちろん、日本的で優雅な空間の中、東洋と西洋それぞれの洗練されたサービスを融合させたおもてなしで、日本国内外広く多くのお客様をお招きしたいと存じます。

ホテル龍名館東京の建替えにより龍名館は新たな節目を迎えました。「街の旅館」をテーマに合理性、利便性と独自の個性を持った宿泊主体型のホテルを作り上げました。フロントは15階の最上階にあり、ご来店頂きましたその瞬間から東京駅をはじめホテル周辺の眺望をお楽しみ頂けます。「くつろぎ」と「優しさ」を求めた客室は都会の喧騒や雑踏から隔絶された空間となってお客様にゆったりとした時間を過ごして頂けます。

フロント階の15階には和食レストラン「花ごよみ東京」も設置され、東京の中心にいて静かで落ち着いたエレガントな雰囲気を味わいながら本格的な日本料理をご堪能頂けます。当総料理長、栗本併治は2000年度読売新聞社、郷土料理伝統技能優秀賞を受賞致しました。

創業の地であり、2014年にリニューアルした神田・お茶の水の「ホテル龍名館お茶の水本店」は全9室だけの贅沢なホテル造りで、ホテル龍名館東京で培ったノウハウを生かし、海外のお客様に日本の素晴らしさを伝えられる「街の旅館の系譜を継ぐホテル」として生まれ変わりました。また六本木駅至近の「紺碧の海」では魚を中心とした新たな和食店の在り方を模索しており、当店の唎酒師が吟味して選んだ日本酒とともに楽しんで頂けます。

2018年秋に新橋6丁目に新たなホテルの開業を目指しております。現在新たなコンセプトから構築中で、皆様の一層のご満足を得られるように努力いたす所存です。

 これらすべての施設に皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。