ホテルスタッフ


元々人と接することが好きで、学生時代は個人経営の小料理屋や学習塾の受付のアルバイトをしていました。就職活動を始めた頃は業界・業種を絞らず幅広く見ていましたが、業界研究を進めていく中で、自分の行動によって人に感動を与えられる仕事がしたいと考え、この業界を志しました。

ホテリエに憧れるきっかけは幼少期の経験にあります。4歳の時に家族で訪れたホテルのロビーに大きなクリスマスツリーがあり、そこに飾られていたオーナメントが欲しくて近くにいたスタッフに「譲ってください」とお願いをしました。そのオーナメントはホテルに売られているものではありましせんでしたが、彼女は一度裏へ下がって交渉してきてくださったようで、私の前に戻ると「内緒ね」と言ってツリーから取ってプレゼントしてくれました。それは彼女にとって初めてのリクエストだったかと思いますが、驚きながらも丁寧に、Noと言わずに向き合ってくださいました。このことに子供ながらに感動したことを今でも鮮明に覚えています。

この会社を選んだ理由は、とてもユニークで自分の感覚に合っていると感じたからです。まず選考でお会いする社長、役員、社員の方々が素敵で、「人の和」という社訓に惹かれました。そして、海外留学を経て日本の良さ・文化を広めたいという考えを持っていた為、旅館の系譜は重要な要素でした。仲居さんのような立ち位置で、ひとりひとりに寄り添った接客ができるのではと感じたからです。また、100年の歴史を持ち、様々なプロジェクトにより変化を恐れない様が印象的でした。少数精鋭でより多様な経験ができるという点も企業選びのポイントでした。選考をすすむごとに会社への理解も深めていき、この会社であれば自身の想いを実現できると確信しました。




入社1年目の冬には時間帯責任者を任せていただけることになりました。 主に新人のアルバイトに仕事を指導していましたが、それと並行して、自身のフロアコントロールのスキルを磨かなくてはならなかったことに苦労しました。しかし先輩社員や周りのスタッフのサポートがあり、時間帯責任者としての役割が果たせるように成長できました。通常業務においての苦労もありますが、それ以上に楽しいことはたくさんあります。レストラン・ホテルに関わらず、接客をしていると時としてお客様の素敵なエピソードに触れられる機会があります。その思い出の延長に関わらせていただけていることが私はとても嬉しく感じます。お客様の龍名館での滞在を彩るできる限りのサポートがしたいと一層強く感じます。

働く中で印象に残っていることは、入社間もなくレストランで働いていた頃に、昔から龍名館を知る多くのお客様にお会い出来たことです。「昔から大好きでよく来る、いいところね」「大学受験で初めて上京して泊まったのが龍名館だった」などいろいろなお話をしていただきました。お客様に長年愛されている企業で働いているということが実感でき誇りに思ったと同時に、より良くなったと思っていただけるよう精進しなくてはと強く感じました。


ホテルスタッフ

現在はホテルで勤務していますが、私どもは、お客様をお迎えする準備から滞在中のサポート、チェックアウトまで全てを担当します。具体的には、フロントデスクでのチェックイン・チェックアウト業務だけでなく、お客様をお迎えし、お部屋へのアテンド、ご希望のレストランの予約手配や観光案内等のコンシェルジュ業務、ルームサービスの対応、チェックアウト後のお見送りまで、これら全てが普段行っている「接客業務」です。また対面での接客だけに留まらず、お客様との電話やメールのやり取り、宿泊予約の処理、ウェルカムティーとお着き菓子の準備・提供、客室とパブリックスペースの生花の交換等々、お客様が気持ちよく滞在する為の準備も毎日行っています。 業務は多岐に渡りますが、滞在前から滞在中、滞在後まで密にコミュニケーションがとることができ、お客様ひとりひとりに合わせたサービスが提供できていると強く感じています。



また、現在特に力を入れているのは、朝食です。併設のレストラン(RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU)は朝食時間帯の営業を行っていない為、すべて私たちがお客様の元へお運びするのですが、そこでは会席料理を提供するレストランでの経験を活かすことができると考えております。立ち居振る舞いはもちろんのこと、お料理の紹介などお客様にお伝えするというサービスはレストランで日々やっていたことですので、旅館に来たと思われるようなサービスが実現できればと思っております。また、小物での演出によって季節感を感じていただけるような工夫など、お客様により滞在を楽しんでいただく為にできることはまだまだたくさんあると考えています。

今後龍名館を通して、接客のスキルを磨きプロフェッショナルを目指すと同時に、日本文化、日本の良さを世界に発信していきたいです。海外留学を経て、おもてなしは日本独特の文化だと感じました。それでも行動の源である想いは相手にしっかり伝わっていて、感動を与えられるのだということも体感しました。それを自ら実践し、追求していきたいです。また、日本文化は奥が深く、海外の方々の関心を惹くばかりでなく日本人にとっても興味深いものだと思います。自身も知識を深め、日本の良さを再発見していただけるような提案ができればいいなと考えております。

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