会長 浜田 章男
(注1)
小説 「流れる」(幸田文)より抜粋
「電話はどこからだったの」
「それがおねえさん、小石川なのよ。ねえ梨花さん、九十二って小石川だわね。」
「はあ小石川です。」
「そんな変なところからの電話じゃあ辻占はよくないね。ちゃんとした帝国ホテルとか竜名館とかいうのなら又いいけれど、・・・・・」
幸田文:作家・随筆家
幸田露伴の次女。
長編小説『流れる』
(1955年)で芸術院賞、新潮社文学賞受賞
ごあいさつ
お客様にくつろぎと本物のホスピタリティーをご提供する龍名館は、この度、東京の中心部、東京駅八重洲北口に新たな「ホテル龍名館東京」を完成させ、本年6月1日に開業いたしました。特に注目すべきはその立地です。東京駅八重洲北口からわずか3分、丸の内、大手町、日本橋などのオフィス街に徒歩10分以内と言う近さで、ビジネスにショッピングにアクセスの良さでは他のホテルの追随を許しません。龍名館は、豊かで快適、くつろぎの時間をお過ごしいただけるよう、全てのお客様を心からのホスピタリティー精神でお迎えいたします。
龍名館は1899年の開業以来、歴史と伝統を持つ日本旅館の一つとして位置づけられ、長い歴史の中でその時々のお客様のニーズに答えるきめ細かいサービスを提供してまいりました。その存在は日本文学の著名作家の小説にも引用されております。(注1)新たな「龍名館東京」では従来の伝統を受け継いだおもてなしはもちろん、日本的で優雅な空間の中、東洋と西洋それぞれの洗練されたサービスを融合させたおもてなしで、日本国内外広く多くのお客様をお招きしたいと存じます。
この度のホテル龍名館東京の建替えにより龍名館は新たな節目を迎えました。「街の旅館」をテーマに合理性、利便性と独自の個性を持った宿泊主体型のホテルを作り上げました。フロントは15階の最上階にあり、ご来店頂きましたその瞬間から東京駅をはじめホテル周辺の眺望をお楽しみ頂けます。「くつろき゛」と「優しさ」を求めた客室は都会の喧騒や雑踏から隔絶された空間となってお客様にゆったりとした時間を過ごして頂けます。
フロント階には和食レストラン「花ごよみ」も設置致しました。東京の中心にいて静かで落ち着いたエレガントな雰囲気を味わいながら本格的な日本料理をご堪能頂けます。当料理長、栗本平二は2000年度読売新聞社、郷土料理伝統技能優秀賞を受賞致しました。
東京、お茶の水の龍名館本店は伝統的な日本旅館として多くのお客様からご好評をいただいております。また六本木駅至近の「六本木龍名館花ごよみ」では四季折々の素材を生かした味わい豊かな日本料理を、クオリティ高いサービスでお楽しみいただけるように、努力、工夫しております。これらすべての施設に皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。


